概要

畜産悪臭は畜産業の環境問題以上の社会問題となっている。不愉快感、嫌悪感が増加し、地域の快適性の低下および地価の低下に対する苦情の増加や生産性の低下で、畜産農民だけではなく、地域住民のライフ・クオリティーに莫大な悪影響を与えている。 特に、畜産大国であるアメリカ、オーストラリアとの自由貿易協定(FTA)の締結によって畜産農家の競争力の弱化が予想されており、比較的競争力のない小さな畜産農家は畜舎や悪臭低減施設などの現代化事業を適期に適用することが出来ず、畜産基盤の存廃を決定しうる大事な要因の一つになりつつある。 畜産悪臭は発生地域が農村地域であるという地域の特性上、苦情が入る頻度や強度が低くて、工場や公共の悪臭に対して施設投資がうまく行われてない分野であるが、人口が増え、都市と農村の距離が縮まり、悪臭防止法などの影響で、もはや放置することは出来ない状態に至っている。

特徴

当社の悪臭除去システムは気状および液状のオゾンを利用した悪臭除去方式で、オゾンガスによる悪臭物質を気相反応による直接酸化方法やオゾン水を洗浄塔へ送り洗浄塔の内部で悪臭物質を溶解して除去したり、水中で溶解されたオゾンにより酸化・分解して除去する方法をとっている。

• 01. オゾンの使用効率の極大化により設置費用および維持・管理費用が節減 オゾン溶解の工程で発生される廃オゾンを気相反応装置に注入する方法で、オゾンの使用効率を極大化することができ、オゾン溶解装置で高濃度のオゾン水を生産できるようにすることで、気状および液状の酸化工程の効率を増加させ、オゾン発生システムの大きさを減らし、設置および維持費用を節減できる。

• 02. オゾンおよび高度酸化反応による洗浄水の浄化　　 洗浄塔を循環する洗浄水は、高度酸化反応装置でOH-ラジカルの酸化力によって溶存の悪臭物質を浄化し、再活用する方法で洗浄水の交換量を最小限にすることが出来る。
• 03. 濾過システムによる洗浄水の浄化 水洗浄法により粉塵を除去する方法は、酸性または塩基性物質が溶解され相好反応して除去されるという付加的効果があり、水洗浄により除去された粉塵は濾過フィルターで除去された後に排出され、気相反応および液状酸化工程で流入される粉塵を完璧に除去できるようにした。